住宅用土地を購入するときの注意点と近隣にどんな人が住んでいるかを知る方法
住宅用土地の購入は大きな投資であり、多くの検討事項があります。主な項目を挙げてみます。
- 場所と環境:
- 交通アクセス: 通勤・通学の利便性。
- 周辺施設: スーパー、病院、学校(小中学校の学区)、公園などの生活利便施設の有無。
- 治安: 地域の治安状況を確認します。
- 土地の状態:
- 形状と面積: 建物を建てるのに適した形状か、希望の建物を建てるための十分な面積があるかによって異なります。
- 高低差: 水はけや造成費用に影響するため、土地の高低差も重要です。
- 法律規制:
- 用途地区: 土地の使用制限を確認し、住宅建築が可能かどうかを確認します。
- 建ぺい率と容積率: 建築できる建物の大きさを制限するこれらの数値の範囲。
- 接道義務: 法律上、建物を建てるためには一定の幅の道路に接している必要があります。
- 価格と費用:
- 市場価格との比較: 周辺の土地の相場と比較して、価格が適正か確認します。
- 付帯費用: 登記費用、仲介手数料、税金(固定資産税や都市計画税など)、造成費用などを確認し、総予算を考慮します。
- 契約内容:
- 売買契約書の確認: 契約内容や条件を詳細に確認し、不明点があれば専門家に確認します。
- 権利関係の確認: 登記簿を確認し、所有権や抵当権などの権利関係に問題がないか確認します。
- その他の確認事項:
- ライフラインの整備状況: 水道、ガス、電気、下水道などのインフラの確認。
- 将来の計画: 周辺地域の再開発計画やインフラ整備計画など、将来の価値に影響を与える要素を確認します。
個人でも調べることはできますが不動産業者などの専門家の助言を受けながら、慎重に検討し、納得のいく土地を購入することを目指しましょう。
とここまでは一般的な話ですが、ここからが本題です。
住宅用の土地を買うときに、近隣にどんな人が住んでいるかということは気になりませんか?
それを知る方法は、ズバリ聞き込み調査です。お隣やご近所の家を実際に訪問して、この近所の土地の購入を検討しているのですが、このあたりの大雨が降ったときの浸水状況などを教えて頂けませんかという話から入り(近年は水害が多いので導入はこの話題が良いです)、徐々に話を広げていき住みやすさはどうかとか過去に事件や犯罪があったかなどを聞きながら、住人同士の関係性などを聞いていきます。
この方法は大都市ではインターホンを押しても対応してもらえないことが多いと思うので難しいですが、地方都市では親切に教えてくれる場合が多いです。ご自分でやるのが難しいという場合には不動産業者に依頼するのも一つです。私も先日自社で購入する土地の両隣と裏の家を訪問して(なかなか会えなかったので曜日と時間を変えて何度か行きました)最終的に3軒(両隣と裏)のうち2軒の方とお話ができて有益な情報を得ることができました。
またそれ以外に、友人知人でその土地の近くに住んでいる、(もしくは住んでいた、あるいは実家がある)人がいれば聞いてみるのもよいでしょう。
近年は近隣トラブルが大きな問題となっているところも多いので参考にしてみてください。
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